ユーザーモードダンプを収集する

将棋所で対局中に思考エンジンがクラッシュした場合の原因を調べたいとき、ユーザーモードダンプを収集するように設定しておくと、クラッシュ時に自動的にユーザーモードダンプを特定のフォルダに保存してくれる。メモリダンプはVisual Studioのファイルから開くことで、デバッガ経由で実行してブレークポインタで止めたときのようにデバッグすることができる。
ユーザーモードダンプの設定はレジストリの HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Windows Error Reporting\LocalDumps から行う

  • DumpFolder
    • ユーザーモードダンプを保存するフォルダパス
    • デフォルトは %LOCALAPPDATA%\CrashDumps
  • DumpCount
    • ダンプを保存する最大数
    • デフォルトは 10
  • DumpType
    • ダンプの種類
    • 0はカスタムダンプ CustomDumpFlagsでダンプする種類を指定する
    • 1はミニダンプ デフォルトはこれ
    • 2はフルダンプ ヒープメモリの内容も全て保存される
  • CustomDumpFlags
    • DumpTypeに0を指定した時のダンプの種類を指定する
    • MINIDUMP_TYP列挙の値のorを指定する

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